2013年04月29日

ヤツカミズオミヅヌ 長浜神社

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長浜神社 島根県出雲市

ヤツカミズオミヅヌを祭るこの長浜神社の見所のひとつに、大社造の本殿と何故か神明造の拝殿があります。

大社造は出雲大社に代表される、屋根がゆるやかな曲線を描いた造りをしていて、神明造は伊勢神宮を代表とするくっきりとした直線の屋根です。出雲の神社は出雲大社と同じく大社造なのですが、ここ長浜神社だけがこの不思議な造りなのだそうです。



昨2012年の古事記編纂1300年「神話博しまね」でねんど人形のお仕事をさせて頂いた事を契機に、ヤツカミズ=スサノオの(一族)=鉄の産地を求めて移動した古代人=ダイダラボッチ伝説=さらに西洋の一つ目巨人サイクロプス神話? と空想を膨らませ調べた事がありました。いつもの癖で、一度興味を持つと徹底的に探求してしまいます(笑)。その内に、三重県志摩市のダンダラボッチの民話〜わらじ祭り(わらじ曳き、わらじ流し神事)に辿り着きました。

三重県無形文化財 わらじ祭り 公式ホームページ
http://www.warajimatsuri.jp/minwa/index.html


一つ目、片足の大男、熊野に住んでいたとされるダンダラボッチ(ダンダラ法師)。村人を困らせるダンダラボッチを、知恵を絞って自分よりも大男がいると思わせ、村から退散させるお話。昔のテレビ「まんが日本昔ばなし」でも、同様のストーリーを観た事がありますが、この三重県のダンダラボッチ民話では、大男は片足になっています。

わらじ祭りの公式ページを読み進むと、なんとなんと「ダンダラボッチ(八束水臣津野神)」と記されています。想像と、探求とが繋がりました(^ω^)


炭焼き小屋の庭先で眠りこんだ、八束水臣津野命。庭先の巨大な足に驚いた炭焼き小屋の住人は、その片足を切り落としてしまった。 山や森などを作っていた八束水臣津野命は荒れて、人をさらうなどの悪神に変貌した。そこで村人は八束水臣津野命の足が付いた草鞋を掲げた。不思議な行者が草履を持ち帰り、八束水臣津野命の怒りは静まった。


簡単に紹介すると、以上のような感じです。古代の人と文化の往来が、長浜神社の屋根の形に表れていたのかも知れませんね。上述のページは、出雲国と志摩国の地名対比表、また志摩の民話とギリシャ神話の関連性についても言及しています。古代ロマンの探求は楽しいなあ。


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綱引きの祖となり「武道・スポーツ上達の守り神」としても祭られるヤツカミズ。長浜神社では、毎年10月の上〜中旬頃に「国引きジャンボ綱引き大会」が行われます。そのジャンボな綱の上で神様の記念撮影です(^ω^)
posted by watanabe at 22:30 | Comment(0) | 日本の神話 国引き
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■「神話博しまね」

2012年7月21日(土)〜11月11日(日)

・創作人形写真、及びジオラマ展示
・粘土ワークショップ開催

2012年は、古事記編纂千三百年の年。古事記千三百年を記念する「神話博しまね」イベントのひとつとして、渡邊和己の神話モチーフの創作人形写真の展示、神話創作人形ジオラマの展示、また、粘土作品制作のワークショップを開催させて頂きました。

神話博しまね公式ウェブサイト
http://www.shinwahaku.jp/

神話フィギュアジオラマ展 出雲神話絵巻 お知らせページ
http://www.shinwahaku.jp/main-stage/taisha/