2012年08月24日

日本の神話 国引き

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日本の神話 国引き

昔、ヤツカミズオミツノノミコトが、出雲の国を見て、 「八雲立つ出雲の国は、細長い布のように小さく、まだこれからの国だ。どこからか国を引いてきてぬいつけなくては」と思い立ちました。

海の向こうを見渡して、新羅という国を見てみると、国のあまりがあります。そこで、大きなすきを手にとって、大きな魚の身をさくように新羅の土地をぐさりと切りはなしました。

そこに、三つよりになった強い綱をかけ、霜枯れたかづらを「くるや、くるや」とたぐり寄せるように、また、河船を「もそろ、もそろ」と引くように、「国来、国来」 と、言いながら、引き寄せました。

(「ふるさと読本いずも神話/島根県教育委員会」より)



そうして、ぬいつけた国が、杵築のみさき(日御碕から平田市小津付近)です。

このとき、引き寄せた国を固めるために立てたくいが佐比売山(三瓶山)になり、引いた綱は、園の長浜となりました。

そのあとも、北方の国から狭田の国や闇見の国を引き寄せて、最後に北陸の都都のみさきから、美保のみさきの国を引き寄せました。

このとき、国を固めるために立てたくいが火神岳(鳥取県の大山)になり、引いた綱は夜見島(弓ヶ浜)になりました。

こうして国引きを終えたヤツカミズオミツノは、 「今、国引きを終えたぞ」と意宇の杜に杖をつきたて、「おう(おえ)」と言いました。

(「ふるさと読本いずも神話/島根県教育委員会」より)


国引き ロケ地:島根県大田市・飯南町 三瓶山

島根県のほぼ中央部に位置する三瓶山(さんべさん)。国引き神話の神様ヤツカミズオミヅヌノミコトが、綱で海の向こうから引き寄せた陸地を固めるために立てた杭がこの三瓶山になったといいます。

早朝の逆光が、ヤオヨロズの神様のご威光を演出してくれました (^ω^)


八束の神さま・・と、出雲の地で親しまれている八束水臣津野命(ヤツカミズオミヅヌノミコト)。お名前の読みはいくつかあるようですが、ここでは島根県の公式サイトに習って、また検索ワードで最も多いヤツカミズオミヅヌと記す事にしましょう。
posted by watanabe at 13:35 | Comment(0) | 日本の神話 国引き
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■「神話博しまね」

2012年7月21日(土)〜11月11日(日)

・創作人形写真、及びジオラマ展示
・粘土ワークショップ開催

2012年は、古事記編纂千三百年の年。古事記千三百年を記念する「神話博しまね」イベントのひとつとして、渡邊和己の神話モチーフの創作人形写真の展示、神話創作人形ジオラマの展示、また、粘土作品制作のワークショップを開催させて頂きました。

神話博しまね公式ウェブサイト
http://www.shinwahaku.jp/

神話フィギュアジオラマ展 出雲神話絵巻 お知らせページ
http://www.shinwahaku.jp/main-stage/taisha/