2017年12月29日

ねんど人形 シイネツヒコ

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大分県の旧海部郡(現在の佐賀関〜臼杵〜津久見〜佐伯)を本拠地としていた、古代海部族の祖とされる、シイネツヒコ(椎根津彦)。今年最後に完成のねんど人形です。

カムヤマトイハレビコ(後の神武天皇)東遷の折、速吸門より亀に乗って釣りをしながら現れた翁の姿の神で、海の道を導き、神武天皇のヤマト建国により最初の倭国造となった。つまり日本建国時の最初のナンバー2が、大分ととても関わりの深い神様だったわけです(※)。シイネツヒコとイハレビコは従兄弟同士とも伝わっています。

(※)速吸門は、「日本書紀」では豊予海峡を、「古事記」では吉備国の児島湾口を指すとも考えられている。大分市佐賀関には椎根津彦神社、岡山にはシイネツヒコの亀の化身とされる大岩を祀る亀石神社(かめいわじんじゃ)がある。


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最も古い日本の昔話「浦島太郎」の原型のひとつでもあるシイネツヒコ。

青亀(おうぎ)の背にのって兵庫県の神戸市の浜に漂着したという伝承があり、それが同市青木(おうぎ)の地名の由来となったといいます。なので亀の色を青色にしました。


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シイネツヒコが手にしているのは「潮満珠(しおみつたま)」又は「潮涸珠(しおふるたま)」。「海幸彦、山幸彦」の神話にも出てきた、海と水を操るといわれる神宝です。海幸山幸神話も、浦島伝承のモデルのひとつですね。

京都の籠神社にあるシイネツヒコの像が、この珠を持って青亀に座っており、佐賀関の椎根津彦神社のシイネツヒコが何故京都に? と調べたことから、シイネツヒコ人形のデザイン制作をはじめたのでした。

豊予海峡の海と島々を背景に、カムヤマトイハレビコ人形と絡めた物語ロケ写真撮影が楽しそうです。


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■「神話博しまね」

2012年7月21日(土)〜11月11日(日)

・創作人形写真、及びジオラマ展示
・粘土ワークショップ開催

2012年は、古事記編纂千三百年の年。古事記千三百年を記念する「神話博しまね」イベントのひとつとして、渡邊和己の神話モチーフの創作人形写真の展示、神話創作人形ジオラマの展示、また、粘土作品制作のワークショップを開催させて頂きました。

神話博しまね公式ウェブサイト
http://www.shinwahaku.jp/

神話フィギュアジオラマ展 出雲神話絵巻 お知らせページ
http://www.shinwahaku.jp/main-stage/taisha/