2016年01月28日

ねんどの素材解説(5)

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ウッス!! オラ、臼!

ねんどの素材解説、新たに(5)。解説(4)で少し触れました「ニューパンド」と、新しく「木紛粘土」です。

「木紛粘土」

愛用ねんど「モデルマジック」に変わるねんど素材を探していて、前回までの解説一区切り(1)〜(4)の各種樹脂粘土で、自分の作風に最も合った性能のねんどを見つけました。以前に作った作品を徐々に樹脂粘土に置き換えて制作しています。今回「さるかに合戦」の「臼」を作る際、樹脂粘土のプラスチック感が目立ち、モデルマジックにあった素朴な風味が得られません。

そこで、元々が木製の臼を作るのなら、本物の木を混ぜたらどうかと100均ショップダイソーの「木紛ねんど」を樹脂粘土に混ぜたところ、期待以上の効果が得られました。形の作り方によっては、木彫り人形のようにも見せられるかも。楽しそう。

様々な場面での応用も出来そうです。樹脂粘土よりも量がたっぷりなので、地面のベースにも使用してみました。あまり広い背景の場合、混ぜる樹脂粘土が勿体ないですから、混ぜるための素材も探してみましょうか。混ぜなくても良い位に、単体でも使い勝手の良い粘土ではありますが、作風的に「白色」で薄めたいところです。

木紛粘土はこの臼の色のダイソー「木紛ねんど」と、セリアの「木かるねんど」があり、セリアの方は木の皮の色に近い茶色(※)ですから、そこは使い分けが出来そうです。

※2つ前の記事「花咲か爺さん」の、桜の木の幹に、テストで薄めて混ぜています。
http://nendoillust.sblo.jp/article/172669589.html



「ニューパンド」

樹脂粘土の「粘り」と「戻り」を利用して、奇麗で滑らかな形をいつもは作っています。角のある、エッジの効いた形を作るには「戻り」が強いと不都合な場合があります。今回の「臼」ですと、角の渕の形はシャープに整えたいところです。

(4)で神話人形の「帯」や「剣」に使用しました「ニューパンド」を、今回の臼のベース素材にしています。和菓子の練りきりや、お正月のきんとんの様な感触で、必要な「粘り」はあっても、強い「戻り」はほぼない感じ。非常に使い易いです。これに「木紛ねんど」を混ぜて「臼」の完成。

またもうひとつ、「カニ」にもニューパンドを使用しました。カニの足先の細かい部分は、さすがにニューパンドであってもまるっこい仕上がりとなりましたが、これまでの樹脂粘土の「戻り」の強さだとさらに、かなり難かったでしょう。

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ねんどの解説。自分なりの技術革新がたまにありましたら、またお知らせします。

posted by watanabe at 12:36 | Comment(0) | ねんどのテストや HOW TOなど
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■「神話博しまね」

2012年7月21日(土)〜11月11日(日)

・創作人形写真、及びジオラマ展示
・粘土ワークショップ開催

2012年は、古事記編纂千三百年の年。古事記千三百年を記念する「神話博しまね」イベントのひとつとして、渡邊和己の神話モチーフの創作人形写真の展示、神話創作人形ジオラマの展示、また、粘土作品制作のワークショップを開催させて頂きました。

神話博しまね公式ウェブサイト
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神話フィギュアジオラマ展 出雲神話絵巻 お知らせページ
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